GDPとは何か
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1、豊かさの指標 (データは2004年度) ある国の経済的豊かさは、1年間でどれだけの財・サービスを生産したかではかることができる。現在、日本の国内における総生産額は約930兆円である。しかし、この中には約4 34兆円の中間生産物が含まれている。 中間生産物とは、たとえば車という最終生産物の部品を構成するタイヤやエンジンなどをいう。これらの中間生産物はすでに車の値段のなかに含まれていると考えられるので、部品を作っている会社の売り上げを総生産額に計上すると、この部分が2重計算されてしまう。 そこで一般的には、総生産額から中間生産物を引いた額を国内総生産(GDP)とし、これを一国の経済力を測る物差しとしてしている。現在、日本のGDPは496兆円(2004年度)である。一般にGDPが大きいほど、経済的に豊かである。一人当たりGDPが3500ドルを超えると自動車がよく売れるようになり、1万ドルをこえるとおおむね先進国といえる。
ちなみに、現在の日本の一人あたりGDPは、約3万5千ドルである。
GNPからGDPへ
ただし、EU諸国と違い、日本は海外からの純所得はGNPの2%(約10兆円)程度であり、GNP(506兆円)かGDP( 496兆円)かと神経質になる必要はない 。
国民所得
しかし、NNPにもまだ余分なものが含まれている。市場価格ではかられたNNPには、消費税などの間接税の分だけ高く表示され、政府補助金の分だけ安く表示されている。そこでNNPから(間接税−補助金)を引いてやり、こうして得られるのが国民所得である。2004年度の国民所得は約3 630兆円であった。GDPの約7〜8割見当の大きさである。
三面等価の原則
2、経済成長率
で求められる。こうして求められた数値は名目経済成長率と呼ばれる。ここからさらに物価上昇率を除去した値が実質経済成長率である。正確に言えば実質経済成長率は次のように求められる。
しかし、一般的には次のように「引き算」をして近似的に求めて差し支えない。
経済学で大切なのは、もちろん実質経済成長率である。実質成長率が高ければ景気はよく、実質成長率が低ければ景気は悪い。成長率の大きさはいわば経済活動の体温計といえる。 一般に私たちが体温計の使い方を知っているのと同じように、日本経済の実質経済成長率にも平熱があることを知っておくと、ニュースが驚くほどよく分かるようになる。かつての高度成長時代には、実質経済成長率の平均が10%という驚異的な高さを誇ったが、現在の日本経済の平熱は約2%程度と考えられる。それよりも成長率が高ければ景気がよく、2%よりも低ければ景気は悪いと判断できる。実質経済成長率がマイナスに陥 るということは、人間でいえば瀕死の病人の状態といえる。
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