現代社会で何を教えるべきか

2011年1月7日

 

高校生に教えるべき事とは?

 先日の金融教育研究会で、ある先生が発言した。「今の高校生に教えるべき事とは何か。現実はどんどん変化する。覚えてもすぐ変わってしまうことを教えて何になるのか」という趣旨だった。その言葉が引っ掛かって、あとで自分なりに考えてみた。高校生に教えるべき内容とは何か。
 

 結論からいえば、われわれが教えなければいけないのは、何十年たっても変わらぬ普遍的な真理であるべきではないか。

 たとえば、「なぜ憲法が必要なのか」「価格が下がれば需要が増える」「市場機構は人類最大級の発明であるが、うまくいかない例もある(市場の失敗)」「なぜ不景気が起きるのか」「なぜ、税金がいるのか」「政治とは要するに誰から税金を取りそれをどのように使うかを決めるプロセスである」云々。こうしたことは何十年たっても変わることはない 。

 ただし、この骨皮筋衛門だけを教えても理解不可能である。わかりやすくするた、めには何らかの工夫・味付けが必要である。そこで、現実の世界の具体例を引き合いに出すのである。生徒は、具体例を提示されて初めて納得する。
 このように、変わらぬ真理(=法則)を理解すれば、たとえ現実が変わろうとも自分の頭で考え応用できるはずである。

 要約すると


  授業で扱う内容は以下の2点であるが、

    A.真理・法則を理解させる
    B.現実のしくみやデータ(含む歴史)

  ただし、BはAを理解させるための材料にすぎない。
 

 ということだ。Bを目的とするとむなしさしか残らない。

 

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