定年になったら
2007年11月14日
50歳を過ぎた頃から定年まで「あと何年」と数えるようになり、55歳を過ぎてからそれが一層激しくなった。
定年まで残すところあと3年半。最近では、残された「時間」をどのように使うか考えるようになった。人生でやり残したことはないのか。あと何をやりたいのか。今までは生まれた時点を起点として人生を考えていたが、今は人生の終点を起点に考えている。人生を逆さに見るようになっているのだ。
定年を迎えたら、二つやってみたいことがある。一つはスキーである。家出でもして、一冬山にこもってスキー三昧の生活を送ってみたい。晴天の日だけ滑って、吹雪いている日は朝から温泉に浸かってビールを飲む。ヨーロッパアルプスに遠征するのもいい。山のてっぺんから、今日はスイスに向かって、明日はイタリアに向かって、次の日はフランスに向かって直滑降ですべってみたい。
もう一つやってみたいことは本格的な株取引である。株は学生時代からやっているが、ほとんどもうかったためしがない。それでもやめなかったのは、経済の勉強をかねていたからだ。40年間、経済を勉強してきて、一体どれほどのものが身についたか。書斎をディーリングルームに変えて、一度真剣勝負をしてみたい。
株取引で一番の強敵は、自分の精神面との戦いであると思う。株価が上がると強気になってどこまでもあがるのではないかと錯覚する。その反面、下落し始めてもいつまでも高値を忘れられず、なかなか売ることができない。結局大きく値下がりし塩漬けになるか大損をする。今まではその繰り返しであった。
株なんかもうかるものではない。損をしなければいいくらいの気持ちで付き合って、ちょうどいいのかもしれない。
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