戦後最長景気の終焉

 2008年1月24日
 

 新聞報道によれば、2006年は好景気の年であったらしい。「あったらしい」などといやみったらしく書いたのは、全然実感がな かったからだ。戦後最長の好景気である「いざなぎ景気」(4年9ヶ月)を抜いたなどと新聞は書き立てるが、どこが好景気なのか? たぶんに消費者心理を煽るためのデマゴーグにしか聞こえない。戦後最長というよりは、「戦後最低景気」と呼んだ方が雰囲気が出ているのではないか。

 この「好景気」(←皮肉です)は、一応2007年半ばまでは続いたようだ。景気を牽引したのは有効需要の大きさであった。すなわち、

有効需要=消費+投資+政府支出+(輸出−輸入)

 のうち、アメリカや中国への輸出であった。特に中国への輸出は急速に伸びた。
 一方、活発な投資も景気を引っ張る原動力となった。2006年末に発表された民間設備投資の対前年度伸び率は15%であったが、経験的には20%を超えればピークアウトする

 しかし、2002年から始まった「戦後最長好景気」も、20007年8月にアメリカで発生したサブプライム・ローン(低所得者向け住宅ローン)問題で終焉を迎えたようだ。株式市場は、また長い冬の時代を迎える。
 

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