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教育政策の転換(2)
一般に学力をグラフにすると、ほぼきれいな正規分布になる。すなわち、非常に良くできるグループと、全くできないグループ、それに平均的な真ん中のグループである。
批判を恐れずに言えば、勉強に向いていない人にいくらお金をつぎ込んでも、時代を動かすような大発明には結びつきにくい。大発明には、高い学力が必要である。だから、一人(または少数の)天才的な発明家を生み出そうとするならば、予算は学力の高い1%か2%の生徒に集中的に
投下し、徹底的に鍛え上げたほうが効率がよい。 グローバル競争が激しくなり、このままではいけないと危機感を高めた産業界の要望を受け入れ、文部科学省はようやく教育政策の舵を大きく転換し始めた。国家の教育エネルギーを少数のエリートを育てるために重点的に配分するようにしたのである。教育界に 競争原理が持ち込まれた。 |