車の寿命



007年01月27日


 1年前に大阪市内の賃貸マンションに引っ越したが、それを機会に思い切って自家用車を手放した。マンションが駅から近く、しかも、タワー式の駐車料金が毎月3万円弱とあってはその費用も馬鹿にならない。
 10年乗った愛車の走行距離はちょうど10万キロメートル。車検を通したばかりで新車同然だったのに(笑)、査定金額はたったの3万円だった。

 ところで、日本の車はいったいどのくらい走ることができるのか。以前、廃車のスクラップ工場を見に行ったことがある。いわば自動車の墓場である。そこで聞いた話では、技術者はだいたい100万キロは走ることができる車を作っているそうだ。ところが、タクシーですらせいぜい50万キロしか走らないという。10万キロというのは最大能力の1割以下で、やっと車本来の調子が出てきたところである。それがたったの3万円とは・・・・。   

 日本では年間500万台の使用済み自動車(=廃車)がでる。そのうち400万台が日本国内で解体され、残り100万台は中古車として海外に輸出される。アフリカ、東南アジア、ロシアなど日本の中古車に対するニーズは強い。日本で廃車になった中でまだ使える部分は、部品ごとに取り出され、海外に輸出される。

 世界には、かつての日本がそうであったように、中古車でもいいから車がほしいという人がたくさんいる。われわれ日本人は、料理でいえば一番おいしいところをちょっとだけ食べて、あとは捨ててしまうという贅沢をしているのかも知れない。

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