世界中に結婚という制度がある。そもそもなぜ結婚という制度が必要なのだろうか?
最大の理由は
性秩序の維持にある。動物には様々な欲求があるが、睡眠、食欲などと並んで性欲は最も基本的な欲求の一つである。もし、これを野放しにすれ
ば、社会は大混乱に陥る。そこで人間は性秩序を維持するために結婚という制度を考えた。
結婚することによって特定の相手と安定的に性関係を持つことが社会的に承認される。もし、このルールに違反すれば厳しい法的・社会的制裁を覚悟しなければならない。ヤクザの世界では兄貴分の女性に手を出すことは最もしてはいけない行為とされ、このルールを破ると最低でも「指詰め」はまぬがれない。
結婚制度を設けたもう一つの理由は、生まれてくる子どもを養育するためである。母親は生まれてくる子どもが確かに自分の子どもであると分かるが、昔は(今も?)、父親は本当に自分の子どもであるかどうかは「信じる」しかない
(笑)。そこで人類は、結婚している相手を父親と定め、養育の責任を負わせることにしたのだ。
結婚制度は広く世界に普及している。しかし、今、その形態に様々な変化が生じている。法律上の届けをしない「事実婚」、子供を生まない夫婦、同性結婚、「シングル・マザー」を選択する女性、さらには結婚という選択をしない人も増加している。昔は「適齢期」になると周りが騒いで、男も女も結婚をすることが自明のこととされていた。しかし、そうした自明性は急速に崩壊し始めている。
最後に、結婚に関する警句をいくつか。
●「結婚とは、鳥かごのようなもの。外にいる者は入ろうとし、中にいる者は出ようとする」(モンテーニュ)。
●「急いで結婚して、ゆっくり後悔する」(読み人知らず)
●「プロポーズ、あの日にかえって ことわりたい」(読み人知らず)
世の中の夫婦、みんなそんなものかも・・・(お互い様?)。