ホトトギス

2007年02月03日

人柄を示すものとしてよく引用される歌として、次の句がある。

  鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス

  鳴かぬなら 鳴かせて見せよう ホトトギス 

  鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス 

もちろん、信長、秀吉、家康の句である。 実は、これとは別に、もう一つホトトギスを詠んだ歌がある。

  鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス

 経営の神様、松下幸之助が詠んだ句である。なるほど、いわれてみれば、これぞ400年の時を経て 、新たに生み出された名句であるかもしれない。人間はみな良くなろうとしていることを信じて、曲がったキュウリは曲がったなりに「それもまたよし」として育てる。人を教育するとはそういう事なのかもしれない。

 先日「教師の力量」について書いたところ、生徒の保護者の方からコメントをいただいた。曰く

 「どんな腕のいい料理人の作った料理でも味音痴や食わず嫌いではもったいないです。私たち親は子供が味 音痴、食わず嫌いにならないように努めます。
 今、中高生の人へ、
 自分が好きな先生が良い先生、嫌いな先生が悪い先生って言うのはあてはまらないよ。おばちゃんからのアドバイスです。」

 これを見て、今の教育現場を詠んでみた。

  食わぬなら 追い出してしまえ ホトトギス

  食わぬなら 食わせてみせよう ホトトギス

  食わぬなら 食うまで待とう ホトトギス

  食わぬなら それもまたよし ホトトギス

 私は、「食わせてみせる」のが教師の力量だと思っているのですが・・・。 でも、人間には好き嫌いがありますから、どうしても食いたくない人には、例外的に「それもまたよし」も有りかなって思っています。

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