引っ越し と書斎の本

                                                                2006年1月2日

  17年間住んだ泉北ニュータウンから引っ越すことになった。今度は、大阪駅近くのマンションに住む。マンションの広さは今の1戸建ての3分の2ほどしかない。そこで、この際、不要なものをすべて処分することにした。昨年から、ずいぶん捨ててきたが、それでも何一つ不自由を感じないから、よほどガラクタを抱え込んでいたのだろう。
 最後に残ったのが、書斎の本である。昔、大学の先生の家に遊びに行ったら、書斎に天井まで届く造り付けの本棚があった。それ以来、同じような書斎を手に入れることが私の夢となった。15年前念願の書斎 (11畳)を増築し、それからはここが私の城となった。

 
 その後、本はたまりにたまった。1年間に100冊のペースで読むとして、30年間で3000冊。実際は読んでない本もあるから、4〜5000冊くらいは買ったかも知れない。

 新しいマンションにこれらの本を置く場所はない。一部は古本として売ったが、1000冊近く売って2万4千円にしかならなかった。たとえ買ったときは1冊5千円しようと、買い手が少なければ2〜30円にしかならないというのは、 経済学のイロハである。しかし、こんなところで、需要と供給の法則を思い知らされることになろうとは 思ってもみなかった(笑)。

 もっとも、本の大半は線を引いてあるので売り物にはならないが・・・。下の写真は、捨てることにした本の一部である。これで300冊くらいあろうか。

 
 本には捨て方があるようだ。まず、絶対に要らないと思われる本を捨てる。そして、2〜3日ほうっておくと、残しておいた本の中から、また相対的に不必要と思われる本が目につくようになる。そこで、 また捨てる。こうした作業を何回か繰り返すうちに、本棚はみるみる空いてくる。
 それでも捨てられない本は、
 1.過去に強烈な影響を与えた本。
 2.授業で使える写真・データ・古典・資料的価値のある本。
 3.まだ読んでない本。

の3種類である。

 1冊1冊の本には、それぞれ思い出と愛着がある。しかし、未練がましく思っても仕方がない。「これらの本の必要な部分は、全て授業ノートに書き込んだ・・・」と思うことにしよう。
 実際、過去に一生懸命読んだ本でも、この10年間一度も手にしたことがない本 がたくさんある。だいぶ処分したが、まだしばらくは、本の処分に明け暮れそうである。

                           

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