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The Big Issue
2007年07月01日
駅や繁華街などで、失業している人が雑誌を高く掲げて販売している。雑誌の名前は「ビッグ・イシュー」、2003年創刊、1冊200円(その後300円に値上げ)である。収益の一部は失業者への支援に当てられているらしい。
雑誌販売の光景は見たことがあっても、実際に購入したことのある人は少ないのではないか。髭ぼうぼうの失業者の人が販売しているので、何となく近づきがたい。また、どんなことが書いてあるのか、本屋の店頭でパラパラとめくってみるようなわけにもいかない。何となくうさんくさい「物売り」、というのが正直な私の感想であった。
先日、大学院生の娘と2人で夕食を食べに近くのイタリアレストランに入った。とは言っても、スパゲティとピザを食べただけだが(笑)。娘はその店に何回か来たことがあるらしく、さっそく店においてあった「ビッグ・イシュー」を持ってきて、
「お父さん、これ面白いよ」
という。
読んでみるとなるほど面白い。日頃マスメディアがあまり取りあげない問題を独自の視点で分析し、しかもその分析の仕方が斬新で説得力がある。「これは確かに面白い」。雑誌のページ数が薄いのも魅力的だ。これで200円なら「安い!」。以来、駅で見かけたら買うようにしている。
「1冊下さい」
と言ったときに返してくれたあの笑顔。今まで本を買ってあんなにうれしそうな顔をされたことがない。 |