AED講習会

2007年12月26日

 

 昨日、学校でAED(自動体外式除細動器、Automated External Defibrillator)の講習会が開かれた。AEDは心臓が停止した際に電気ショックを与え、心臓の働きをとり戻すことを試みる医療機器である。

 今年、飛翔館高校で野球部員が心停止に陥り、たまたま居合わせた消防士がAEDを使って一命を取りとめたというニュースはまだ記憶に新しい。このAED、本校にも設置されている。1台30万円くらいする高価なものであるが、1年前に校医の毛利先生が寄付してくださった。

 さて、その使い方であるが、1年前の講習会で一応は習った。しかし、一度聞いたくらいでは実際に使えるものではない。今は医師になっている教え子のS山さんにある時聞かれた。
「南先生、AED使えますか?」
とっさに返す言葉がなかった。
今年は自分自身のこともあって「本当に使えるようになろう」と必死でメモを取りながら聞いた。

人が倒れた。
さあ、どうする?
まず、意識があるかどうか、呼吸をしているかどうかを確かめる。
あごを上に持ち上げて気道確保。
呼びかけても反応がない、意識もない、呼吸もしていない。
そういう場合はAEDの出番である。
使い方はいたって簡単。

 1.電源を入れる。
 2.パッドを装着する
     ↓
   機械が心電図を解析し、電気ショックが必要かどうかを
      判断する。
     ↓
 3.電気ショックが必要だという機械の音声が流れたら、
   オレンジ色のボタンを押し、電気ショックを与える。


 心臓が停止し、血流が止まって5分以上たつとたとえ一命を取りとめても、脳に後遺症が残る。最初の5分が勝負である。救急車を呼んでも10分くらいはかかる。だから、万が一そういう場面に居合わせたら、誰でもがAEDを使えなくてはならない。

 一番心配なのは、1200ボルトもの電気ショックを与えたために、かえって事態が悪化しないか(死んでしまわないか)という心配である。何もしなければ罪に問われることもない。よけいなことをしたために、罪に問われてはたまらない。講習前はそんな心配をしていた。

 しかし、そんな心配は全くしなくてもよいことが分かった。
 電気ショックが必要かどうかは、すべて機械が判定してくれる

たとえば、健康な人にパッドを貼って電気ショックを与え、いたずらしてやろうと思っても、機械のほうで「電気ショックは必要ありません」という音声を流し、いくら電気ショックのボタンを押しても電流は流れない。ようするに、間違って電気ショックを与えることは絶対にないということだ。これは、今回の講習の一番の収穫だった。

 あとは、何回もイメージトレーニングをして、とっさの時に慌てずに使えるようにしておくことである。万が一、僕自身の心臓が停止したら・・・
皆さん、AEDを使えるようにしておきましょうね。
 

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