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50年前の日本 2007年02月11日
テレビも冷蔵庫も洗濯機もなかった。ご飯はへっついさんと呼ばれるカマドでお袋が朝早くおきて炊いた。風呂は薪で沸かした。ガスもなく、燃料は近くの製材所から材木の切れ端を買ってきて、それを斧で割って使った。扇風機も掃除機もない。ウチワで涼をとり、ほうきで掃除をし、夜は窓を開けて蚊帳をつって寝た。肉製品などほとんど口にしたことがな
かった。 ひもじい思いなどしたこともなく、女の子などはいかにたくさん食べてやせるかが最大の関心事だ。豊かなことはいいことには違いない。でも、豊かであることを当然と思って育った高校生は、豊かさのありがたみがどこまで分かっているのか。 聖書に「貧しいものは幸いである」とあるが、われわれの世代は貧乏を経験しているから、豊かさのありがたみがしみじみ実感できる。その意味では貧乏な時代を体験できてよかったのかも知れない。もちろん、もう2度とあの時代に戻りたいとは思わないが(笑)。 |