【エスペラント 100 の効用】
(1)〜(20)

(20) 世界大会を楽しむ(2)
  毎年夏に、エスペラントの世界大会が世界のどこかで3,000人前後のエスペランティストを集めて開かれる。2002年はブラジルのフォルタレーザ。参加登録の受付はその年の大会開催中から始まり、翌年の大会期間中にも現地で行うことができる。ふつう、日曜日から土曜日までの1週間があてられる。登録料金はおよそ15,000円。開会式に始まって、一日遠足の日、バンケード(宴会)、大会大学、分科会、エスペラント講習会、開催国の言葉の速習講座、歌や演劇の夕べ、いくつかの半日遠足、市内観光、などがあり次回開催地の紹介を含め、大会旗の受け渡しがある閉会式で終わる。この1週間、通訳不要の草の根の国際交流が楽しめる。

la salutkarto el Fortalezo

(19) 異文化共存
  英国語が強力になればなるほど、少数民族によって受け継がれている個性豊かな文化がますます失われてゆく、という現実があります。エスペラントを世界共通語として広めることにより、文化の継承は民族語で、諸外国との交流はエスペラントで、ということで異文化の共存がはかれます。

(18) あすへの話題
  「"一つの言語、一つのスポーツ、一つの楽器を知ることは、人生をさらに楽しいものにする"と言われるが、昨今しみじみそう思う。...」とは、日経夕刊(2002.8.16)のコラム、「あすへの話題」への井手正敬氏の書き出しです。エスペラントを知るというのは、どうでしょうか。

(17) ザメンホフの遺伝子
  「...。エスペラントで出会う人の中には、まるでザメンホフの生まれ変わりではないかと思える人によく出会います。穏やかで、誠実で、繊細。少しはずかしがりやだけど芯は強い。責任感は強くて、でしゃばらない。どんな仕事でもコツコツと丁寧にやり続ける。これはきっとザメンホフの遺伝子というものがあって、それは人間だれもが持ってるもので、エスペラントを使うことで目覚めるのかなと思っていました。ところが最近、エスペラントを使わない人の中に、ザメンホフを見つけることが多いのです。ザメンホフの遺伝子は命そのものなのかも知れない、と気がついて、ほっと幸せな気分になりました」と、ロンド・ケンの編集をされている岡田静香さんが書いています("La Mondon sen Armeoj" N-ro 32, Julio 2002)。

(16) 生涯学習
  「...。若い人たちがエスペラントを始めてくれることは嬉しいし望ましい。しかし、今や生涯学習の時代である。中年になってから大学院で勉強する人たちも多い。エスペラントは、文法が規則的なので年をとっても学習には適している。そして、力を試すためにアジア大会、世界大会などのよい手段がある。意欲的な定年退職者には是非勧めたい。...」と、桜美林大学教授の大庭篤夫氏が、La Suno Pacifika (2002年6月号)に書いておられる。当HP管理人も全く同感である。

(15) 世界大会を楽しむ(1)
  大会期間中に行われるエスペラント講習会では、世界の国々から集まったエスペラントが初めての人を対象に、ベテランの講師によってエスペラントでエスペラントを教えるという「直接法」での講習が行われる。このクラスの勉強仲間として、新しい友人を得た、という例は数限りない。もちろん国際結婚だって...

(14) 全く新しい言葉を覚える喜び。しかも自らの意志で
  外国語を勉強することはとても楽しいことです。しかし、単位を取るために、卒業資格を得るために、就職するために、受験のために、などと、半ば押しつけられて勉強した英国語に興味を持て、といってもなかなか無理なようです。「これだ」と自ら信じて、自ら進んで言葉を勉強してみましょう。新しい世界が広がります。しかも、その世界を大きくするのも、小さいままにしておくのも、すべて自分の責任なのです。

(13) サグラダ・ファミリアの一員になる
  日本では完成まで150年とか、200年とかといわれている、サグラダ・ファミリア教会で彫刻を担当する、《ちがいの分かる男》外尾悦郎氏は、「日本には同時代にこの教会を共有している人間として距離を越えてもっと発言してもらいたい。教会を共有する意識があれば、ガウディの夢も共有できる。皆が仲間の一人という考えが世界に広まった時が、本当のサグラダ・ファミリア(聖家族)の完成ではないか」(2002年6月日経新聞)と話しています。ザメンホフの言う「ロンド・ファミリーア」と同じような考え方だと思いました。エスペラントを身につけてファミリーアの一員に。

(12) 他人の知らない秘密言語を知っているという、いたずら心一杯の楽しみ
  エスペラントを知っている人は、身近には、めったにいない。私的なメモなど、エスペラントで書いたものを、うっかりと机の上に置きっぱなしにしても、他人には判読できない。

(11) 異文化を知ることができる
  本やインターネットを介してばかりでなく、実際にいろいろな国のエスペランティストと話し合うことにより、お互いの考え方を尊重しようという立場に容易にたつことができる。平等な言語、エスペラントは、このために一番ふさわしい。

(10) 高邁な理想を掲げる「平和運動」に、ささやかながらも参加しているという喜び
  ザメンホフがたどりついた「ホマラニスモ(人類人主義:すべての人は大きな家族の一員である)」に賛同し、この言葉を広めようとしている人たちの仲間であるという、誰に知られなくてもよいささやかな喜びは、「憂き世」をしばし忘れさせてくれる。

(9) 美しい日本語を書いたり、話したりしようと考えるようになる
  エスペラントに負けない表現を日本語でもしたいと考えるからだろうか。あるいは、これは、エスペラントにかかわらず、どの外国語を習得するときにも付随してくる意識革命か。

(8) 頭の体操として
  いわゆる、(あまり良い言葉ではないのですが)「ボケ防止」として。エスペラントの単語を覚えたり、うまい表現を考えたりしていると脳の刺激になる。ちなみに、なぜかエスペランティストには、高齢にもかかわらず活躍している人が多い。

(7) 世界の素敵な街への旅行ができる
  毎年夏に、世界中のエスペランティストが集まる大会が一週間にわたって開かれる。今年(2002年)はブラジルのフォルタレーザ、去年はクロアチアのザグレブ。ひとつの街に一週間いて、その地のエスペランティストたちとはもちろん、世界中の国から集まった人たちとワイワイとやっていると、その街が第二の故郷のようになってくるから不思議。ちなみに、1965年には東京で世界大会が開かれている。

(6) エスペラントで書かれた詩や小説が楽しめる
  エスペランティストがエスペラントで書いた詩や小説、あるいは推理小説、童話などが、世界各国で出版されている。日本語への翻訳を介さないでじかに美しいエスペラントを楽しみながら創作の世界を享受することができる。

(5) 世界各地のニュースや話題を雑誌やインターネット・ラジオを通じて知ることができる
  月刊誌「Monato」へは、世界中のエスペランティストが投稿している。専門のジャーナリスト(ドイツ人)が編集していて、メジャーな英米メディアから大量に流されるのとはちがった異色の情報が得られる。ネット・ラジオは、録音すれば格好のエスペラント学習の教材である。若者やエスペラント初心者向けの「Kontakto」という、イラストの多くてきれいな隔月に発行される雑誌もある。

(4) 世界中の人たちと文通できる
  スペイン語圏、あるいは英国語圏の人と、などと限られることなく、言語差別から開放されて自由に世界中の人たちと文通を楽しむことができる。切手や写真を交換したり、絵葉書をやり取りしたり、お国のサッカー事情をたずねたり...

(3) 「世界の絵本」などといったテーマで展示を開きたいと思ったらエスペラントが最適
  とてもにわか勉強では読めないような言語を使っている国からも、絵本を取り寄せたいなどと考えたらまずエスペラントが一番。依頼の手紙を各国語に訳すより、エスペラントで書いて各国のエスペラント協会やその国のエスペランティストにお願いすればよい。

(2) 同好の士が集まってワイワイ楽しめる
  例えば、「芦屋エスペラント会」といった集まりで、雑談を楽しむことができる。時には外国から、あるいは日本各地からエスペランティストが訪ねて来るので、仲間と一緒に交流を深めることができる。

(1) 「星の王子さま」、「熊のプーさん」などを、原作により近い形で楽しめる
  各国のエスペランティストが自分達の国の作品をエスペラントに翻訳して出版してくれている。日本語訳でなく、エスペラント訳で多くの名作を読むことができる。日本からは、たとえば、「はだしのゲン」、最近では「火の鳥」(手塚治虫)、古くは「雪国」などが、もちろんその他にも沢山、翻訳され世界に紹介されている。



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