
| 最近読んだ「エスペラント図書」のリスト |
La orpantalono (--/ tr. Sten Johansson ?)

あらすじ
(それぞれの章の冒頭部を訳してみた。 …これらの文章がすべて450以内の語要素で書かれているのは驚くばかりだ。)
全体を3章に分けてある。序破急というところか。
1. 「 私は長い間パリで一人の若者と一緒に暮らしていた。彼の名前はマッツだ。彼は普段はあまりしゃべらないが、ある晩、彼は私に金のズボンをはいた男の子の話をしてくれた。長時間かけて話したあと、私をじっと見てこう言った。「君は私が作り話をしていると考えているんだろうね」私は何も言わなかった。「君は私が作り話をしていると考えているんだ」と彼は言った。「でも、五、六人がそれが本当のことだと知っているんだ。私の父もそのことを知っていた。彼は去年死んだんだ」
すべては、7月のある暑い日に始まった。...」
2. 「ここまで話してきたことを、私は確かめてみることができた。私は自転車の修理屋さんを探し出し、彼と話した。彼はマッツとその時の出来事を、マッツが話してくれた通りによく覚えていた。彼は7月3日のことを覚えていた。彼の持っていた古い書類の中に、私はこの本の最初のところで話したあの書付を見つけたのだ。その書付で、72(72クローネ…注)を82と訂正してあるのも私はちゃんと見た。
スカニア新聞の記者たちも、トコ(マッツの父…注)について沢山のことを語ってくれた。...」
3. 「金のズボンをはいた男の子とその子に何が起こったかという話を終える前に、マッツ・ニルソンがパリでその夜私に話してくれたことを、私はもう一度くり返し話したい。
彼が話し終えたあと、私たちは長いこと黙って座っていた。窓の外では、パリに朝がやって来るところだった。
「私のした事は間違っていなかった」と、マッツは言った。「だって、私は自分の信ずるところに従って行動したのだから。<お前がみんなのお金を奪うことができるだろう、などと信じてはいけない。彼らが百万も持っているということは重要ではない、人間は、だが、けものより悪いのだ>と言う、私の父のトコも間違っていなかった」
「トコは正しかった」と、マッツは言った。「そして、私はもう一つのことで間違っていたんだ。私は、私のズボンで世界を変えることが出来ると信じたのさ。でも、私は世界がどんなか知らなかった。世界を変えるということは、人類を変えるということなんだ。そんなことをお金で出来るわけがない。おそらく、世界をより良くすることは出来るが、そしてそれも重要なことだが、お金で人間を変えることは出来ないのだ」
「でも、そのことを私は知っていなくて良かったと思う。...」
(2004. 10. 10. 最初の書き込み。)
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