
| 最近読んだ「エスペラント図書」のリスト |
Fajrejo (Johan Hammond Rosbach)

短編のタイトル(ページ数)、あらすじ
*たき火の跡(3)・・・パスヴィック川でロシア軍と対峙して野営した時に聞いた話。ドイツ軍が攻めてきたという話を聞き、出稼ぎに出ていた3人の兄弟が故郷を目指して、歩き始める。もうとても歩けないという一番下の弟が、兄に言われたとおり、遠くの大きな岩陰に1年前に父が焚き火をしたあとを見つけてまた元気を出す。<とてもすてき>
*地下鉄の中で(4)・・・終戦直後、母と一緒に地下鉄に乗っている時に、元強制収用所の所長に出会って、思わず立ち上がって敬礼しそうになったことを思い出して...。<いい話だ。人生は、かくも楽しい>
*つぼを売る人(5)・・・ギリシャでのこと。喧騒の通りから逃れるようにして入った陶器店。老人が身振り手振りでいろいろのつぼを見せてくれるが、私はギリシャ語が話せない。ためしにフランス語で話してみると「だんなさま、私は第一次世界大戦で捕虜になった時、フランス語を覚えたのです」と。「あなたはもう私には単なる旅行者ではありません。あなたは私には人間です、れっきとした(vi estas al mi homo, persono)」...。<言葉が通じると>
*写真家(5) ・・・妻とウエールズ地方の城砦を訪ねる旅をしていたときのこと。黄色と紫色のストライプのシャツを着た写真家と、その銀髪の若い女性のモデルの行動が気になった。ポーズをとろうと船べりから湿地に降りた女性が、私の双眼鏡の視界から消えた。河口の湿地に呑みこまれたのでは?
*口紅(4) ・・・同級生のライダーのために、ダブルデートの役を頼まれ、あまり魅力が感じられない女の子とデートし、怒らせた挙句、顔中に口紅を塗られる。口紅を落として帰ったので、下宿のおばさんにはばれない筈だったが...
*真の男の子(3) ・・・僕たちは12歳。仲間に勇敢なことを見せようと、国民の祝日の5月17日の前に、山の湖で泳がねばならない。ところが、湖岸から少し離れたところでは氷が浮いている...
*土曜日(4) ・・・戦時中の一冬、兄と私はレーロースの銅山で働いていた。テーブルに置いた牛乳がすぐに凍ってしまうような寒い山村で。家にかえれる土曜日のために、金曜日は早出をして...
*ゼリー(3) ・・・戦争が始まった最初のころは、ぜいたく品が手に入らなくなり、ゼリーが大変ぜいたくな食べ物となった。友人のクヌートが、ゼリーの粉末を手にいれ私を招待してくれた。彼の部屋には、ボール紙で作った見事なアクロポリス神殿があった。あの太い指で、こんな繊細な作業ができるなんて。私も何か作ろうと決心した...
*適格者(3)
*ナイフ(6)
*ヤヌス神(5)
*教会の鍵(8)
*パノラマ・ウィンドウ(10)
*JOH 14.6(5)・・・6月。高山のお花畑は陽光にあふれ、何千もの蝶が飛び交い、我々登山者の目を楽しませてくれる。やっとたどり着いた頂上の岩肌に、赤ペンキでまだ生々しく JOH 14.6 と書かれていた。文字の高さは2メートルに近い。もちろん、人はどこでも、アルプスの頂上ででさえ、伝道をしてもさしつかえはない。だけど、自然を汚してはいけない、たとえ聖書の章句であろうと。でも、ヨハネ伝の14章には何という教えがあるのだろう。誰か聖書を持って来ていないか... ところがそれは章句ではなくて...
*モニュメント(7)
*ショール(4)
*ヒロイン(3)
*鹿(4)
*ドア(5)
*必要と救済(8)
*ジョンおじさんの幸せ(5)
*道(12)
*金色の木(4)
*赤いバツ印(4)・・・コア教授に、生徒に出す試験問題に誤りがないか見てくれ、と言われたジャンボ教授が、訂正箇所に赤いバツ印をつけて用紙を返す。翌朝、ジャンボ教授が学校へ行くと、コア教授が手に試験用紙を持ちカンカンに怒っている。「なぜ、私の原稿に赤いバツ印をつけたのか?」...
*複数語尾のx(6)・・・フランス語の -ou で終わる7個の名詞は、複数語尾に -x をとる。この7個をあげろといわれても、いつも私は6個しか思い出せない。この文法問題が、私の人生に少なくとも二度、登場した...
(2004. 1. 19. 最初の書き込み)
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