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読書記録 (4)
Kiun libron mi legis lastatempe? 

Neĝo kaŝas nur...  (Sten Johansson)


(20.7 x 13.4 x 0.8 cm: pp 135: 2001 年刊行)

読書メモ
* S. Johansson の他の本も読んでみようと、林間学校(2002年9月)で購入した。確かに流暢なエスペラントだ。くりかえし印刷されたのか、印字が薄い部分がところどころ見られるのは残念。でも、良く読まれているという証明だろう。

*何より現代の生活用語がふんだんに出てくるのでありがたい。例えば次のような単語が使われている。
 hodogo (ホットドッグ)  kafeterio (カフェテリア)  aŭtomato (自動販売機)  ĉipso (ポテトチップス)  DNA-testo,  skani (写真をスキャンして送る)  talibano (タリバン)  ŝtonepoki,  reti (インターネットで伝える)など。

*以前、マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー夫妻のマルティン・ペック・シリーズに熱中したことがあり、この本を読んでいて登場人物のスェーデン名を懐かしく思ったし、その上、同じような警察もので楽しく読めた。ペック警部の頃は DNA テストなどはなかったなあと思いながら。

*願わくば、この登場人物たちでシリーズ物にして欲しいと思ったが、若手の Tom 警部が辞めてしまって先生になってしまうので、続編は難しいかも。もちろん、まだ他にも読んでいない Sten さんのがあるので、ひょっとしてすでにシリーズ化されているのかもしれない。
 …(2003.6.30、注) やはり、シリーズ化されていて、この作品が第3作目である。この本の裏表紙を読めば、すぐ分かったはずで、お恥ずかしいかぎり。下記の追記をごらんください。

*副題に krimromaneto とあったが結構長い。それでも、やはり推理もの、頁の残りがすくなる頃には辞書をひく暇を惜しんで読みきった。分からない単語には鉛筆で印をつけておいて、後で調べることにして。

*第1級の作品、とは言いにくい。読者に手がかりを与えないままお話は進展し、おまけに殺人事件の半分は証拠がなく迷宮入り。欲求不満が残る。

*それでも、スェーデンの現状(若者達の生活ぶり、性に対するモラル、市民の日常の生活、など)がよく書き込まれていていろいろ考えさせられた。

* tralegis: 9.18. 2002

*追記:やはり、シリーズ化されていた。スベドヴェリ警部とヤンケウス刑事の聞き込みコンビで、3部作である。第1作目は、「乾草を刈るように(Falĉita kiel fojno:1997)」、第2作目は「海と死を越えて(Trans maro kaj morto:1999)」である。この3作目で、スヴェドベリさんは48歳、離婚していて一人住まい、まだ若いトム・ヤンケウスは刑事を辞めてしまう。シリーズの復活を期待したいが...(2003.6. 30)

あらすじ
 二日続きの猛吹雪もやっと収まった1月の始め、スェーデンの海港都市カルマル(実在!)の警察署に、下半身裸の若い女性の死体が(表紙の写真)雪の積もった林の中で見つかった、との知らせが届く...

 以下に主要登場人物を列挙する(字上符は省略)。

 Roger Svedberg       主任警部
 Margareta Svedberg      彼の妻
 Tom Jankeus        若手の警部
 Anette Jankeus       彼の妻
 Vivianne Ljunggren     女性の警部
 Ake Gustavsson      科学捜査官
 Sirilak Lily Rundquvist   最初に見つかった犠牲者
 Nils Rundquvist      彼女の元主人
 Valter Hoijer       ガス会社の支配人
 Andrea Hoijer       彼の妻
 Georg Hoijer        彼らの息子
 Astrid Hoijer        彼らの娘
 Gunnar Borgstrom       Hoijer家の庭師
 Bonikorn Nilsson         Lily の友人
 Sergej Andrejvic Volosenko   二番目に見つかった犠牲者

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