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最近読んだ「エスペラント図書」のリスト


読書記録 (207)
Kiun libron mi legis lastatempe? 

Verdaj Donkiĥotoj (Julio baghy)

『緑のドンキホーテたち』(ユリオ・バギー) 


(23.0 x 15.0 x 1.3 cm: pp 175: Pro Esperanto 社;ウィーン;1996年)
( 2009年3月、KLRG 図書部より。2,100円の定価が消され、1,500円と書き換えられている )

Unuvorte
『血の大地で』でおなじみの、あの仕立て屋の愛すべきミハイル・ミホックに再会できる!


読書メモ
*黒い背表紙の 'Serio Originala Literaturo' の一冊。バギーさんのは何でも読みたくて。まさか、主人公のパウロの信頼するエスペランティストの同志として、ミホックさんが登場するとは。シベリヤの捕虜生活を過ごし、故郷のハンガリーへ帰ったミホックさんの家族、優しい奥さんのミッラさん、息子のミーチョ、娘のミッラさんが紹介される。

*前書きにマージョリー・ボールトンさんが「唐突な終わり方で、何か理由があったのだろう」と書いている『パウロ・パール』。的確な評だ。前書きの冒頭は、「やっと、62年後にこの『緑のドンキホーテたち』が再版され、バギーさんの是非知っておくべき『パウロ・パール』が新しい世代の読者に提供される...」と書いている。

*「緑のドンキホーテ」なる小説はない。ロンド・ハルモニーアを含め全登場人物が、<道を探している>愛すべきエスペランティストだということなのだろう。しかも、著者も、この HP を作っている「私」も含めて。本作品の最後の部分を引用する。
   ... Ŝi (Anika: edzino de Paŭlo) atendos kaj li revenos. Eble kun vundita koro, rompita ambicio li estos revenanta, sed tute certe li revenos... Kial mi pensas tion? Simplakaŭze. Kiel Paŭlo Paal, ankaŭ mi estis iam juna migranto kaj ankaŭ mi apartenas al la vojseĉanta aro de Verdaj Donkiĥotoj.

*ロンド・ハルモニーアはフォルジュさんの 'mia verda breviero' にある 'buntaj intervjuoj' と同じ趣向である。エスペランティストはからかいの対象になりやすいのだ。

*文中でミホックがパウロとの雑談で、レイモンド・シュバルツが強い酒を好むこと、ユリオ・バギー(この作品の著者だ!)がタバコを吸いすぎること、などを軽く非難しているのは愉快。自分がバギーさんの作品の中でからかわれているので、その仕返しのようで。次項の言い回しの項に少し引用した。

*ことわざ、言い回し、面白い単語、など
Vere, ne vestaĵo faras la homon. …人を見かけで判断してはいけない。

-Ĉu amikecon inter mi kaj vi, moŝta fraŭlino?
-Ne lasu vin trompi de la ŝajno. En tiu ĉi ĉambro renkontis sin ne terlaboristo kaj moŝta fraŭlino, sed homo kun homo. Tiel instruis min la vivo de tiu homo, kiu oferis sian tutan koron por la homaro kaj kies idealismo plibeligis la vivon de multaj miloj kaj donis al ili noblan vivcelon. Ankaŭ vi konatiĝos iam kun lia spirito. Super klasoj kaj religioj klopodu la homo renkonti kaj kompreni la homon. Ĉu vi komprenis min, Paŭo Paal?
-Jes, mi komprenas vin, moŝta fraŭlino. (el p.60)
…エスペラント発展の初期に、どれほどそれが人々に希望を与えたかが良く分かる! 我々は初心に返らなければいけない!

-... Kio koncernas tiun ĉi laste nomitan verkiston (Julio Baghy), mi (Mihok) sufiĉe bone konas lin, ĉar li estis tiu, kiu konvertis min por la interna ideo de nia kara lingvo. Li ĉiam fieras pri mi kaj mi ne komprenas la aserton de tiuj samcelanoj, kiuj diras, ke li verkis pri mi satire. Kiu diras la veron, tiu ne satiras. Ĉu ne? (el p.72)

la serĝento estis adepto de proverbo: "malrapida fluo forlavas la bordon".

Nu eminenta psiĥologo trankviligis sin per "vere, li estas senkulpa" kaj ne rimarkis tiun spitan fajron, kiu nun ardis en la rigardo, antaŭe ĉiam milda, de Paŭlo Paal. Sed erari estas home.

kankandanco
kartavi …「R音をのど深く発音する」


* tralegis: 2010. 7. 11.
  



目次

前書き(マージョリー・ブールトン)   … 5頁

パウロ・パール(小説)   … 9頁
最初のマイルストーン
 第1章…<我らがヒーローがとてもヒーローとはいえない自己紹介をする>「国立人民サナトリウム」の標識のある大きな門の前に、だぶだぶの長靴を履き汗にまみれた幅広の帽子をかぶったパウロ・パールが。城に似た大きな建物の前で、彼は口あんぐり。彼は19歳。貧しい村でお祖父さんや父親がそうであったように、彼も日が昇ると共に土を掘り、日が沈むまで働く毎日だった。数年前に寡婦になった母と兄弟たちのために彼は疲れ果てていて、当地の医者の好意か、「結核」と判断され、3ヶ月のサナトリウム送りとなったのだった...
 第2章…<詰め物を入れたキャベツ('farĉita brasiko') が大きな役割を果たす>
 第3章…<我らのヒーローは黙って消化に勤める>
 第4章…<めくらが目明きを導く>LIza Berkes (サナトリウム近くのお屋敷に住むお嬢さん;目が見えない)はエスペラントを点字で読んでいる!
 第5章…<我らのヒーローは紙に書いて頭の中に詰め込む>
 第6章…<現実に阻まれた夢が語られる>
 第7章…<人は見かけによる、が証明された>
二番目のマイルストーン
 第1章…<我らがヒーローは町を訪問する準備を整える>ミホック一家との出会い! ミホックさんは今や UEA のデレギート。
 第2章…<グループ、ハルモニーオ・ポル・エスペラントが紹介される>
 第3章…<弟は世の中がおかしくなったと知る>
 第4章…<我らがヒーローは故郷の村で予期しない迎え入れ方をされる>
 第5章…<二番目のマイルストーンについて>
三番目のマイルストーン
 第1章…<思いがけなく、これが最後の章となる>

ロンド・ファミリーア(風刺小説)   … 139頁
 モヴァード   … 141頁
 プロパガンディスト   … 147頁
 オルガニザント   … 150頁
 グループフェイノ   … 153頁
  あの町には「彼女ほど私のことを良く分かってくれたのはいない」と世界周遊のエスペランティストたちに評判の Rika Anita が住んでいる。 …よくアンソロジーに採用されるバギーさんの短編。
 グヴィダント   … 158頁
 ヴェルダ・ファミリーオ   … 160頁
 ガゼータ・セルボ   … 165頁
 ヴェルキスト   … 169頁
 


 (2010. 7. 17. 最初の書き込み。 8. 7. 2回目の書き込み。)

 

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