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最近読んだ「エスペラント図書」のリスト


読書記録 (206)
Kiun libron mi legis lastatempe? 

Maks kaj Morits (Wilhelm Busch)

『マクスとモーリッツ』(ヴィルヘルム・ブッシュ/ ルドルフ・フィッシャー訳) 


(18.9 x 15.3 x 0.6 cm: pp 84: ドイツ・エスペラント・ブント Coppenrath 社;ミュンスター、ドイツ;1985年)
( 1989年11月26日、東京での日本大会で。1989年の芦屋の入門講座を卒業した新人7人に贈った、とある )


( 六番目と最後のいたずらの部分の絵…懐かしさを覚える素朴な絵と詩文! )


Unuvorte
*世界中で愛される、いたずら坊主たちを主題にした絵本。29の言語に翻訳されているという。


読書メモ
*機会があって絵本研究家の正置友子さんに私の持っているエスペラントの絵本を見てもらったことがある。その時、「これは世界中に良く知られた有名な作品ですよ」と、教えていただいた。世界中でエスペランティストががんばっているなと思った。エスペラントでオリジナルの雰囲気を損なうことなく味わえるのはありがたい。

*ウィキペディアによると、『WANPAKU MONOGATARI』としてローマ字訳された、日本で最初に翻訳された(1887年)絵本とか。上田真而子訳の 『マクスとモーリツのいたずら』 が岩波書店から出版されているらしい。

*古いドイツ語の詩文をエスペラントに訳す苦労が後書きに書かれている。エスペラントのフレキシブルなところが翻訳でも生かしうる、と(ankaŭ tiu traduko montras la fleksiĝeman adapteblecon de Esperanto ĉe traduko)。

*本書の最後にエスペラント訳とドイツ語の原文が対比して掲げられている。訳者も勧めているが、岩波書店発行の上田さんの訳と比較してみるのも面白いだろう。エスペラント訳が日本語訳(上田訳)に比べ、どれほどオリジナルに近いかが分かるかもしれない。



* tralegis: 6. 12. 2010.
  



内容
マクスとモーリッツ   … 7頁

一番目のいたずら…寡婦のボルテさんの鶏を糸で絡ませて死なせてしまう。

ニ番目のいたずら…ボルテさんが死んだ鶏を丸焼きにするが、煙突から釣り糸をたらして全部盗んでしまう。ボルテさんは飼い犬のスピッツのせいだと思う。

三番目のいたずら…二人は仕立て屋のカプロさんの家の前にかかっている橋にのこぎりで切れ目を入れておく。カプロさんを呼び出し、カプロさんは橋が壊れおぼれそうになる。

四番目のいたずら…レンプロ先生が教会でオルガンを弾いている間に2人は先生の家に忍び込んで、パイプに火薬を詰めておく。家に帰ってきた先生がパイプに火をつけるとパイプが爆発、先生の髪の毛はすっかり燃えてしまう。

五番目のいたずら…二人はコガネムシ(majskarabo) を集めてきて、フリッツ叔父さんのベッドに忍び込ませる。床についた叔父さんは這い出してきたコガネムシに驚き、必死で叩き潰す。

六番目のいたずら…二人はパン屋さんに忍び込んむがパン生地の中に落ちてしまう。パン屋が戻ってきて窯で二人を焼き上げる。パンになった二人はしかし生きていて、中からパンを食い破り逃げ出す。

最後のいたずら…農夫のメックさんの倉庫に忍び込んだ二人は穀物袋にナイフで切れ目を入れておく。袋がどんどん軽くなるのに農夫が気づき、つかまって袋詰めにされる。水車小屋ですり潰された二人はアヒルの餌にされてしまう。

翻訳者による後書き   … 63頁

・ヴィルヘルム・ブッシュの略歴   … 63頁
・翻訳言語としてのエスペラント   … 64頁
・マクスとモーリッツ:オリジナルから翻訳へ   … 65頁
・ヴィルヘルム・ブッシュの特殊な用語   … 66頁

Nachwort des herausgebers   … 69頁
Max und Moritz/ Maks kaj Morits   … 71頁




 (2010. 6. 12. 最初の書き込み。)

 

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