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最近読んだ「エスペラント図書」のリスト


読書記録 (100)
Kiun libron mi legis lastatempe? 

Katrina malfruas (Sten Johansson)

『カトリーナ遅れる』  (ステン・ヨハンソン)


(20.1 x 14.6 x 0.3 cm: pp 49: 2004 年刊行)

Unuvorte
*小学校の先生、カトリーナのひと夏の経験とその後の出来事。日常よく使われる単語ばかりで書かれ読みやすい。だからといって、決して陳腐ではない。


読書メモ
*巻末に「講師へ」として、「このお話は、エスペラントの基礎的な単語と文法を勉強した人のための易しい読み物で、教科書ではなく娯楽読み物である」とある。確かに、カトリーナが若い考古学館の解説員と一つベッドで過ごす場面などがでてきてハラハラさせられたりする。

「カトリーナの犯罪」を以前に紹介したが、この同じカトリーナではないと、巻末でステンさんは断っている。同じように、まだ入手していないが、「カトリーナとの旅行」が「易しいエスペラントで書かれたお話シリーズ」で出ている。カトリーナが主人公ではないが「易しいエスペラント・シリーズ」の「金のズボン」もお勧め。

*「易しいエスペラント」というのを、単語の面から見ると、使用頻度で分類された A から F まで(Ĉ を含む)の7段階に分けた分類で、A グループが186個、B グループが147個、... F グループが1個、全部で464個の語要素(morfemo) しか使っていない、と巻末にある。「全て、実用的な現代の生きたエスペラントの単語ばかり(praktike uzata, parolata, hodiaŭ vivanta Esperanto) 」とも。初学者に大変有益な副読本である。

*もう一色刷り忘れたのか、表紙絵の背景が何を意味するのか分からない。お話の内容からはさっぱり見当がつかない。

* tralegis: 2004. 10. 31.


裏表紙の紹介文

 この易しいエスペラントで書かれたお話は、25歳のカトリーナが恋愛や仕事や家族関係がうまく行くように奮闘するさまがテーマとなっている。それらはそんなに簡単には行かないことばかりだ。なぜ彼女はいつも母が犯したと同じ過ちを繰り返すのだろうか? そして、なぜ父親たちはいつも逃げていってしまうのだろう。彼女はいつか愛することができる男を見つけることができるのだろうか? このお話は、どれも大変短くて、しかも易しいエスペラントで書かれた20の章で構成されている。初めのいくつかの章は特に易しい。どの章も、いくつかの新出単語が章末にエスペラントで解説されている。

あらずじ


*このお話のカトリーナはイエーテボリ(スウェーデン)に住む25歳の小学校の先生。勉強したがらない10歳の生徒たちを相手に疲れる毎日を過ごしている。土曜日の朝、ぐっすり眠っていたのにケイタイのメロディーで起こされる。母の容態が急変したという。急いで車で駆けつけるが、遅れる(間に合わない)!…本の題名!
 これだけの内容が最初の3章までに「易しいエスペラント」で書かれている。大変な力量と言わざるをえない。

*母に死なれて、カトリーナはなぜ母が父と別れたのか理由を聞くことが出来なくなってしまった(Katrina malfruas!)。夏休みになり、フランスの友人からの手紙に誘われ、フランスのブルターニュ地方のエスペラントの会合に出かける...ケルト文化、モン・サン・ミッシェル、ドルイド僧の魔法...「石の都」以来、久しぶりに druido という単語に再会!

*夏休みが終わって、受け持ちの生徒たちは9月から5年生になる。カトリーナは妊娠していることに気づく。冬休み、母が残した写真を頼りに、自分の父親を探す旅に出る。森と湖と雪と氷の美しいスウェーデンの冬。若い考古学者には妊娠を知らせる手紙を出す。



(2004. 11. 4. 最初の書き込み。)

 

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