出雲大社
"神在月"には全国から神々が集まるという出雲大社、参詣の足として、松江温泉・出雲市から一畑電車が30分おきに運転されていますが、出雲市駅前から出ているバスに乗ると、乗り換えなしで大社の脇まで行けるので便利です。
出雲平野の中を走ること約25分、一畑電車の大社駅前の次の停留所が正門前、参道へはここが最寄りです。本殿へ一直線に約500m、途中には山陰本線で活躍し、本州で最後に走ったといわれるD51型蒸気機関車が保存展示されています。
また、本殿へ直接お参りしたい方は、次の出雲大社前で降りられると歩いてすぐです。
大社へ向かう一部のバスは、旧JR大社駅跡を通ります。観光地にありながら出雲大社まで1km以上の距離も影響したのでしょうか、乗客の減少で1990年に廃止されました。
旧大社駅は全国的に珍しい神殿造りの駅舎で、町の文化財として廃止当時のままの状態で保存されています。和風のシャンデリアや重厚な構えの改札口などを見ることができます。
日御崎
出雲大社から日御崎までは約20分です。大社のバスターミナルを出ると、まもなく日本海岸へ出ます。出雲平野はここで尽き、島根半島の山々の下を海岸に沿って走ります。
つづら折りの県道から外れると、日御碕のバス停です。すぐに折り返しとなる便が多いのですが、ゆっくりと散策を楽しまれたいのなら、1時間〜1時間半の時間を取った方がいいでしょう。
バスを降りて目の前にあるのが日御碕神社で、遊歩道はその脇が起点です。漁港を過ぎると、四方が切り立った崖となっている経島があり、ここで繁殖しているウミネコが無数に飛び回っています。
この地特有の柱状節理の現れた地形を見ながら遊歩道を先に進むと、白い日御碕灯台が見えてきます。内部が一般に公開されており、何重ものらせん階段を昇って見る日本海の眺めは格別のものがあります。
岬の東側はがらりと趣が変わり、「出雲松島」と呼ばれる、湾の中に小さな島が点在している景観を目にすることができます。
石見銀山
公共交通機関を利用して石見銀山へ行くには、JR大田市駅からJRバス若しくは石見交通バスの利用がメインとなります。JRバスの一部の便は、広島まで直通する特急「銀山号」となっています。
大田市から銀山の入り口にある大森代官所前までは約20分ですが、特急バスが走るルートながら道が狭い区間も多く、対向車が通過するまで待たされることもしばしばです。
大森代官所跡は銀山関係の資料館となっており、江戸時代に使われた道具類や鉱物のサンプルが展示されています。
代官所跡からバス道と少し離れて集落が続きますが、古い家屋も残されており、散策するのもいいと思います。
家並みが途切れたところで、銀山川の谷は広島方面へのバス道路と分かれます。細い山道の所々に銀山関係の史跡が残されています。代官所跡から奥の龍源寺間歩までは約3kmで歩いてもよいですが、石見交通のマイクロバスの便もあります。おおよそ1時間半に1本と運行回数は少ないですが、一部は山陰本線の仁万駅まで直通しています。
龍源寺間歩は、坑道の一部が観光客に公開されており、往時の石見銀山の片鱗に触れることができます。