瑞穂町のボンネットバス

 最近は、各地で昔懐かしいボンネットバスの姿が見られるようになってきましたが、京都府西部の山あいにある瑞穂町でも、町営バスとしてボンネットバスが運行されています。

 京都から山陰本線の各駅停車で約50分(特急なら30分)、園部駅でJRバスに乗り換えて更に30分ほどすると、瑞穂町の中心−桧山(ひのきやま)に到着します。
 ここはJRバスの支所に隣接して町営バスの車庫があり、町内各地へ路線が延びて、住民の足として活躍しています。また、隣の丹波町にあるJR下山駅へも乗り入れています。

 さて、瑞穂町で走っているボンネットバスは、1995年に奈良交通から移籍した車で、乗車を希望される場合には、事前の予約が必要です。予約のない場合は、普通のバスによる運行となります。
 スポーツ施設やコテージなどが整備されている「グリーンランドみずほ」へのアクセスや、質志鍾乳洞への観光の足としても期待されていますが、休日ダイヤでは運行本数がきわめて少なくなっていますので、旅行プランを立てられる場合は注意してください。

(問い合わせ先:瑞穂町企画調整課 0771-86-1902)

 私が乗ったのは、桧山8:55発の鎌谷奥行きで、途中の丹波梅田まで5キロほど、国道9号線を走ります。すれ違う車から、驚いたような視線を集めるのは愉快でした。
 当日は朝から暑かったのですが、窓をすべて開けたので、さわやかな風が入ってきました。冷房付きが当たり前になった現在、自然の風に触れながら旅することは、ある意味、貴重ではあります。
 国道を外れると、谷間の集落を通りながら上っていきますが、エンジンはすこぶる快調で、力強いサウンドが楽しめます。桧山から20分で終点の鎌谷奥に到着。文字通り谷の奥にある集落で、山を一つ越えれば兵庫県西紀町です。
 5分間の停車の後、9:20に桧山行きとして山を下りました。日曜の朝ということもあるのか、往復とも地元の人は乗ってきませんでしたが、沿道で仕事の手を休めて手を振るなど、親しまれている車のようでした。

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